豊田市南倫理法人会　第75回　モーニングセミナー

会　場：ロイヤルホテルうお八　２Ｆ
時　間：６：００～７：００
出席者：４３社６３名　

◆会長挨拶



　会長　村山　明子氏

先月の辞令交付式の場で、モーニングセミナー参加率
6月度月間日本一の表彰を頂きました。

これからも参加率５０％（１００社中５０社７０名）を
維持できるよう、目指して全力で取り組んでいきます。



◆会員スピーチ



　内田　浩貴（うちだこうき）様

入会したきっかけ：
シモテック様の朝礼に参加し、２０１０人モーニング参加をきっかけに、
朝早くから沢山の参加者と学び合う姿勢に感銘し、自らも高めようと
刺激されて入会させて頂きました。これからもよろしくお願い致します。



◆講話
　　
豊橋市倫理法人会　会長
愛知県倫理法人会　三河地区　副地区長
有楽製菓株式会社　代表取締役社長　河合伴治様

テーマ：『ブラックサンダー物語』
※注：ブラックサンダーは、ファミリーマート以外のすべてのコンビニで
販売されているとっても美味しいチョコお菓子です。


大学卒業後、ドイツへ１年半留学し、チョコレートの修行に行く。
帰国直前の１ヶ月間は、ヨーロッパ中のお菓子屋を巡って、
「世界に通用するお菓子を作りたい！」と強く思い、帰国する。

帰国後すぐ、まずは社内改革に取り組んだ。
・職場改革
・意識改革（社員教育）

創業社長である父親と社内の職場改善について喧々諤々と
意見をぶつけ合い、現場の衛生面や品質の管理体制について
取り組んでいった。しかし、社長や工場長とはなかなか意見が
合わず、なかなか社内も社員も動いてくれなかった。
そんな時、ひたすら本を読みあさり、がむしゃらに勉強する
ようになった。

昭和５０年、豊橋工場の改善の為に、ミラ（軽自動車）と
ふとん一つで東京から住み込みで乗り込んで本気で取り組んだ。

当時の工場内はずさんな管理体制で、その日の仕事内容ですら
決まっていない有り様だった。業績悪化の影響で、１０名ほど
社員を解雇する英断を下さざるを得ない苦い経験をした。

それからは、ひたすら仕事を取ることに没頭し、何とか仕事量を
増やすも、利益が出ない悪循環を繰り返していた。

終いには、工場長と意見がぶつかり、工場を２分して、社員も
２分し、工場長と自分とで別々の組織を作って改革に取り組んだ。

その後、ヤマザキナビスコの開発責任者に顧問として指導を受け、
新しい商品開発の前に、現状の商品の品質の見直しから取り組み
“美味しい”を提供する原点の見直しから着手していった。
その結果、売上も徐々に回復していくことができた。

今までの、新しく目立つものを作る“新規売上確保”路線から
リピーターを増やす“お客様満足向上”を目指す企業になるべく
意識改革を進めていった。

しかし、相変わらず社長とは意見が合わず、衝突を繰り返す
日々が続く。

そんな中、自らの考え方を１８０度変え、人をうらむのではなく
まずは自分が変わらなければ！と頭を切り替えて、粛々と改革に
取り組んでいった。

お金をかけずに、既存商品を見直していく！
ブラックサンダーもお金をかけず（かけられず）に開発した商品で、
発売２年目以降から少しずつ売れていった。

商品戦略として、市場を分析し、大手とぶつからない商品を
手がけようと、子ども用お菓子に着手していった。ニッチ市場の
開発が、中小零細の生き残りのカギであると確信し、競争の無い
市場へ注力していった。

その後、ブラックサンダーは九州から関西、そして大手コンビニの
セブンイレブンにて販売されるようになり、北京オリンピック時に
体操の内田選手が「好きな食べ物はブラックサンダーです」の
一言が、ブレークの足がかりとなった。





広告宣伝費０円での快挙である。
今まで５千万個程度の実績が、一気に１億２千万個になり、
売上も３２億から７０億超えと大成功を収めることができた。


倫理の勉強とは、運を呼ぶ勉強でもある。
日々学び続けることによって、運を身につけることができる。
私はどんなに忙しくとも、朝が早くとも、毎朝仏前でお参りを
してから家を出てきます。


今日は村山会長のお誕生日です。





お誕生日おめでとうございます！