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2010年09月24日

今週の倫理 681号

悪いのは私であると 自分を振り返ろう

うちの家はみんなが悪い
きょう私が学校から帰ると、お母さんが「お兄ちゃんの机を拭いていて金魚鉢を落として割ってしまった。
もっと気をつければよかったのに、お母さんが悪かった」と言いました。
するとお兄ちゃんは「僕が端っこに置いておいたから、僕が悪かった」って、言いました。
でも私は思い出しました。
きのうお兄ちゃんが端っこに置いたとき私は「危ないな」って思ったのにそれを言わなかったから、私が悪かったと言い出しました。
夜、帰ってきてそれを聴いたお父さんは「いや、お父さんが金魚鉢を買うとき、丸い方でなく四角い方にすればよかったなあ。お父さんが悪かった」と言い出しました。そしてみんなが笑いました。
うちはいつもこうなんです。
うちの家はいつもみんなが悪いのです。
      ▽
ある小学生の作文をご紹介しました。
私たちは何か問題が生じると、この「うちの家」とは逆に、つい自分のことは棚に上げて、他人のせいにすることがよくあります。
「自分は精一杯やったのだから、あとは君たちの責任だ」「伝えるべきことは伝えた。よく理解しなかったお前が悪い」というような心理が無意識に働いているのです。
こうした心理状態では、起こった問題を通じて自分自身はもちろん相手にとっても何のプラスも進歩もありません。「自分が悪かった」「自分の配慮が足りなかった」と振り返る心が場を和ませ人間関係を良くし、やる気を引き出していきます。
幹部社員のAさんは、新規採用した二人の新人教育を任されました。
二泊三日の缶詰め状態で、即戦力になるようにしなければなりません。Aさんは精一杯取り組み、新人二人も真剣に耳を傾けてくれました。
教育の成果を確認する意味で最後に試験が行なわれましたが、二人の成績は散々なものでした。
Aさんは「これは仕方ないよな。急にすべてを覚えられるものじゃないし、これから現場で一つひとつ身につけていくしかないだろう」と思ったのです。
ところが総括として社長から言われたことは意外なことでした。「
新人二人はよく頑張った。試験の成績が悪かったのは、A君、君の教え方が悪かったんだ。自分自身がちゃんと仕事のことを分かっているのか、しっかり反省するように」というのです。
Aさんにとっては、この一言は胸にグサリと突き刺さりました。
改めて相手のことを察するとともに、常に自分自身を謙虚に振り返る必要性を学んだのでした。
日々の生活や仕事の中では様々な問題が生じます。その原因をきちんと究明するのはもちろんですが、最後には「自分自身に何か至らぬ点はなかったか」を冷静に振り返る謙虚さを持ちたいものです。

*前号にて「丸山敏雄生誕百二十年」を今年度と表記しましたが、正しくは来年度です。お詫びして訂正いたします。


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