2008年07月11日
出会いの人間学 ~下~
致知を創業して30年。しみじみ思うのは人生という
のは出会いである。
出会いが出会いを呼ぶという
のを吉田松陰の本を読んで
はっと思った。
吉田松陰は26歳の時に松下村塾を作る。吉田松陰は人材を創る名人であり
教え子には明治維新の立役者である高杉晋作や伊藤博文らが10代の頃
から学んでいる。全く無名な青年たちに火をつけてあの明治維新に活躍する
人材に育てあげた人物である。
ただ、例外的に3人の若者は吉田松陰の影響を受けずに行方不明になると
いう話がある。この3人に共通するのは感激を知るというとことがなかった。
出会いが出会いを呼ぶには”墳る”が必要なのである。
この意味は”何くそ、負けてたまるか”という意味と”感激、感動する”という
2つの意味がある。出会いに感動するからこそ次の出会いに繋がる、
これこそが人間を伸ばしていくエネルギーの元になるのではないかと思って
いる。
氏はこれまで日本を支えているのは有名な方だと思っていたが、
10年経過した頃に、この国を支えているのは有名ではなく地方にいながらに
して自分の仕事をしっかり行い、またそのことで周りの者に”墳”を発している
そういう人が支えていることを確信した。
この30年間の数々の出会った”墳”を発している多く中から2人に絞って
紹介する。
1人は”現代の覚者たち”という書籍で取り上げている”森 信三”
先生という哲学者。森先生はカントやヘーゲルといったものを研究せず、
我々庶民が生きる哲学となるものを追及しよう独特の世界を打ちたてた。
例えば、”人に裏切られた時はその恨みを人に与えてはいけない。
その思いをじっと見つめる。そうすると人生の知恵というものがでてくる”と
深い言葉で教えている。
SEXの問題に関しても”性欲の萎えた人間には偉大な仕事ができない、
しかし濫りに性を放出する人間にも偉大な仕事はできない”と的確に
表現している。
森先生は最終的に教育の世界に影響を及ぼしていくわけだが、
教育というのは”しつけ”につきると。
このしつけも3つだけを守るようにしつけなさい断言している。
1、朝、必ず両親に挨拶をする子にしなさい。
2、親に呼ばれたら必ず「はい」とハッキリ返事のできる子にしなさい。
3、ハキモノを脱いだら、必ずそろえ、席を立ったら必ずイスを入れる子にしなさい。
”しかも、それは気がつくまでやりなさい”と。
また、人間はこの世に生まれた瞬間、全員が神さまから封書を与えられている。
あなたはこう生き方をしなさい、と書かれた封書が入っている。
しかし、この封書を一回も開かないまま死んでいく人がいかに多いことか。
この封書の説明については、時間がないのでこの本を買って読んでください。(笑)
もう1人は神経科医の”平澤 興”先生。
この方との出会いは氏にとって財産であると。
命令された運動をまとめ上げる神経回路の一つ、錐体外路(スイタイガイロ)
について研究した方であると。
この方は、スペースシャトルで向井さんが宇宙に飛び立った時に、
”この宇宙における最高最大の奇跡は人間である。だから人は、人を拝み
自分を拝み、万物に拝める自分になりなさい”と一生言い続けた人である。
この先生が書いた語録集を紹介する。
・人生はニコニコ顔の命がけ。
・生きるとは燃えることなり。しかし、日々真剣に生きている人でなければ
このことはわからない。
・教育とは心に火をつけることだ。しかし自ら火をつけることができなければ
火をつけることができない。
・人の悪口しか言えない人は成長能力のない人である。人の短所しか
見えない人は成長が止まった人である。
人にインタビューする仕事がらある名人に聞く機会があった。
「名人とはどういう人ですか」、「名人とはどんな下手な釜をみても、
素晴らしいところが発見できることが人が名人である。」と言われたことが
あった。どんな人でも短所を見つけることはできる、長所をみつけることが
できれば偉大な人物になれるのである。
今日の話は1週間もたてば忘れてしまうのでこれだけは持って行ってもらい
たい。それは”致知”という言葉です。
今から1200年前に”大学”という本があった。この本に”明徳”という言葉が
ある。この宇宙にも人生にも法則というものがある。この法則を明らかにして
一般の人に知らしめていくことが人の上に立つ人にとって一番大切なこと。
だから丸山先生は”幸福の栞”を作って、明徳を明らかにしている、という
ことになるのです。また、明徳をあきらかにするというのは格者知が大切と
書籍には唱ってある。事にあたった時に人格を超えて初めて人間の知識を
得ることができると言っている。このように人格を超えた叡智を学んでいく
人生の先輩に学ぼうということで致知が作り続けられていると。
また、致知が売れなく相談に行ったころ「致知は町中で咲く桜ではない。
深山に咲く桜なのだ、この桜を見るために山道ができあがったほど価値の
あるものなのだ」と激励され、その後のバイブルとして心に刻んだ。
また、これまで数多くの各界の一流の人達と会ってきたが、共通している
のは学び続けている。変化し続けているということ。
平澤 興さんが89歳で亡くなったときに75歳から85歳は人間が一番伸びる
時だ。85歳から90歳で人間の成長はこれからである。90歳以降で本当の
人生を知ると言っていた。
次に森 信三先生が言っていた言葉で次のような内容もあった。
1.逆境というのは、この世の中であなたしか与えられていないものである。
その逆境の意味を十分にかみしめること。
2・逆境は長くても3年で終わる。その間は自分の信ずる道を歩みなさい。
3.致知の読者が10万人になった時に日本が変わる。
どうか、致知の読者でない方は致知を読んで頂き、人間学について
学んでいってほしいと願っています。
私の大好きな詩を紹介します。
”人間の一生”
職業に上下もなければ貴賤もない。
世のため人のために役立つことなら、何をしようと自由である。
しかしどうせやるなら覚悟を決めて十年やる。
すると二十からでも三十までにはひと仕事出来るものである。
それから十年本気でやる。
すると四十までに頭をあげるものだが、それでいい気にならずにまた十年頑張る。
すると、五十までには群をぬく。
しかし五十の声をきいた時には、大抵のものが息をぬくが、それがいけない。
「これからが仕上げだ」と、新しい気持ちでまた十年頑張る。
すると六十ともなれば、もう相当に実を結ぶだろう。
だが、月並の人間はこの辺で楽隠居がしたくなるが、それから十年頑張る。
すると、七十の祝は盛んにやってもらえるだろう。
しかし、それからまた、十年頑張る。
するとこのコースが一生で一番おもしろい。
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この記事へのコメント
出会いの人間学上・中・下を読んで、
講演の内容を振り返り、思いを新たにすることができました。
ありがとうございました。
また、大宮さんのここまで書ける理解の深さに感銘しました
すばらしいことです。
講演の内容を振り返り、思いを新たにすることができました。
ありがとうございました。
また、大宮さんのここまで書ける理解の深さに感銘しました
すばらしいことです。
Posted by えぷろんかわい at 2008年07月16日 20:24
大宮さんへ
本当に大宮さんは凄いですね。
先日のモーニングセミナーでもお伝えしましたが
この講演録は、ただ者ではありません。
プロレベルでもトップクラスだと評価致します。
ひとつひとつの言葉の重みが伝わってきます。
300名特別モーニングの講演録に多大な時間と
エネルギーを捧げて頂きました事を改めて御礼申し上げます。
本当に大宮さんは凄いですね。
先日のモーニングセミナーでもお伝えしましたが
この講演録は、ただ者ではありません。
プロレベルでもトップクラスだと評価致します。
ひとつひとつの言葉の重みが伝わってきます。
300名特別モーニングの講演録に多大な時間と
エネルギーを捧げて頂きました事を改めて御礼申し上げます。
Posted by 副会長 小林憲司 at 2008年07月17日 18:52
えぷろんかわい様
コメントありがとうございます。
かわいさんも3回ほど倫理法人会のブログを担当すれば
できることですよ(笑)
次回は一緒にどうですか!
小林憲治 様
過分なお褒めな言葉と労いを頂き、感謝いたします。
また、私ができることでお返ししたいと思います。
コメントありがとうございます。
かわいさんも3回ほど倫理法人会のブログを担当すれば
できることですよ(笑)
次回は一緒にどうですか!
小林憲治 様
過分なお褒めな言葉と労いを頂き、感謝いたします。
また、私ができることでお返ししたいと思います。
Posted by 大宮龍幸 at 2008年07月18日 17:55


