2013年08月31日
第223回豊田市南倫理法人会経営者モーニングセミナー
講師:前トヨタ紡織福社長 公益社団法人オイスカ中部日本保険センターボランティア 中村浩之様
テーマ:「リタイア後のすごしかた」
おはようございます。
先週は内モンゴルのアラシャンに行っていました。
NPO法人グリーングラスロッツ主催のボランティアで、毎年、この時期にここへ行きます。
私たちのしている事は、わずかな事なのですが、少しずつ緑がふえてきています。
ちょっとずつ、ちょっとずつの前進ですが、継続してする事の大切さを、改めて感じています。
入会式です。第一生命 岡本まりこ様
26年、この会社に勤めています。
亡くなった母が、生まれてきたからには人の役に立ってこそ、と言われて育ちました。
この世の中の為に、何かお役に立てるのかなと思っています。
こうしてご縁があり、この場に立たせて頂いた事を感謝しています。
これから、よろしくお願いします。
講話 中村浩之様
トヨタ自動車に入社したばかりの頃のお話しです。
当時の車は、金属とプラスチックと木材で出来ていたが、プラスチックはほとんど使われていませんでした。
しかし、今後はプラスチックを使っていく時代になると経営陣が判断し、プラスチック事業部を立ち上げました。
技術部との提携で、開発と生産を手がけました。
53歳でトヨタ紡織に転籍。
その頃は繊維をやっていたのですが、海外で繊維産業が活発になり、トヨタ紡織は伸び悩む会社になっていました。
その立て直しの為に、私と他数人が関わりました。
大株主であるデンソーからもたくさんの仕事を貰い、何とか経営をしている状況でした。
欧米の自動車メーカーは、内装を一括して、開発から生産までをやる、内装システムサプライヤーというシステムを導入していて、これを是非、導入しなければと考えていました。
安全性、燃費に関わる開発と生産はトヨタ自動車で担当し、内装システムサプライヤーはトヨタ紡織でやる事にし、それにより会社の立て直しを図りました。
この仕組みが上手く回るようになってから1年後に定年退職、今は、昔から好きだった「絵」を書いたり、ゴルフや、料理教室にも通っています。
知人がきっかけでオイスカに出会い4年、今は、職員さんが手が回らない雑用の手伝いをしています。
オイスカは今年から養鶏を始めました。
主に東南アジアの研修生を招き、農業の研修を受けさせています。
この養鶏をやるには市役所に何度も何度も相談に行き、認めてもらえるまでにかなりの時間を要しました。
また、養鶏場をやるには臭いなどの問題が発生するので、地域住民の了承を得なければならず、こちらも大変でした。
今は鶏は500羽います。
この卵のパックは再生紙を使用しています。
このパックを作るのにも、様々な試行錯誤がありました。
古紙を再利用して作られたものですが、この古紙をどうやって細かくするか、という事から考えなければならず、洗濯機を使って紙を細かくするなど、様々な事を考えていました。
定年退職後は、みんなゆっくり過ごそうなどと思うわけですが、現役のうちに5つくらいは好きな事を見つけておいて欲しいです。
どうして5つかというと、土日はゆっくりのんびりしていたいのですが、月〜金までの毎日、ずっと同じ事をやっているよりも、1日に一つ別々の趣味があるほうが、充実した人生を送る事が出来ます。
オイスカも、その中の一つです。
時間があるのはいいのかというと、暇というのはやはり面白くは無いものです。
少し苦労しながら、オイスカの活動もしていますが、これが張り上いのある日常に繋がります。
半分は好きな事をやり、半分は人の為になるような事をします。
その為には何よりも健康である事が大切です。
仕事ばかりをやってきた現役時代ですが、この頃はボランティアなどというものを全くやってこなかったので、その分を今はリカバリーしているのだと考えています。
ご静聴ありがとうございました。
写真=太田浩 副事務長
文章=河野恵子 幹事
テーマ:「リタイア後のすごしかた」
おはようございます。
先週は内モンゴルのアラシャンに行っていました。
NPO法人グリーングラスロッツ主催のボランティアで、毎年、この時期にここへ行きます。
私たちのしている事は、わずかな事なのですが、少しずつ緑がふえてきています。
ちょっとずつ、ちょっとずつの前進ですが、継続してする事の大切さを、改めて感じています。
入会式です。第一生命 岡本まりこ様
26年、この会社に勤めています。
亡くなった母が、生まれてきたからには人の役に立ってこそ、と言われて育ちました。
この世の中の為に、何かお役に立てるのかなと思っています。
こうしてご縁があり、この場に立たせて頂いた事を感謝しています。
これから、よろしくお願いします。
講話 中村浩之様
トヨタ自動車に入社したばかりの頃のお話しです。
当時の車は、金属とプラスチックと木材で出来ていたが、プラスチックはほとんど使われていませんでした。
しかし、今後はプラスチックを使っていく時代になると経営陣が判断し、プラスチック事業部を立ち上げました。
技術部との提携で、開発と生産を手がけました。
53歳でトヨタ紡織に転籍。
その頃は繊維をやっていたのですが、海外で繊維産業が活発になり、トヨタ紡織は伸び悩む会社になっていました。
その立て直しの為に、私と他数人が関わりました。
大株主であるデンソーからもたくさんの仕事を貰い、何とか経営をしている状況でした。
欧米の自動車メーカーは、内装を一括して、開発から生産までをやる、内装システムサプライヤーというシステムを導入していて、これを是非、導入しなければと考えていました。
安全性、燃費に関わる開発と生産はトヨタ自動車で担当し、内装システムサプライヤーはトヨタ紡織でやる事にし、それにより会社の立て直しを図りました。
この仕組みが上手く回るようになってから1年後に定年退職、今は、昔から好きだった「絵」を書いたり、ゴルフや、料理教室にも通っています。
知人がきっかけでオイスカに出会い4年、今は、職員さんが手が回らない雑用の手伝いをしています。
オイスカは今年から養鶏を始めました。
主に東南アジアの研修生を招き、農業の研修を受けさせています。
この養鶏をやるには市役所に何度も何度も相談に行き、認めてもらえるまでにかなりの時間を要しました。
また、養鶏場をやるには臭いなどの問題が発生するので、地域住民の了承を得なければならず、こちらも大変でした。
今は鶏は500羽います。
この卵のパックは再生紙を使用しています。
このパックを作るのにも、様々な試行錯誤がありました。
古紙を再利用して作られたものですが、この古紙をどうやって細かくするか、という事から考えなければならず、洗濯機を使って紙を細かくするなど、様々な事を考えていました。
定年退職後は、みんなゆっくり過ごそうなどと思うわけですが、現役のうちに5つくらいは好きな事を見つけておいて欲しいです。
どうして5つかというと、土日はゆっくりのんびりしていたいのですが、月〜金までの毎日、ずっと同じ事をやっているよりも、1日に一つ別々の趣味があるほうが、充実した人生を送る事が出来ます。
オイスカも、その中の一つです。
時間があるのはいいのかというと、暇というのはやはり面白くは無いものです。
少し苦労しながら、オイスカの活動もしていますが、これが張り上いのある日常に繋がります。
半分は好きな事をやり、半分は人の為になるような事をします。
その為には何よりも健康である事が大切です。
仕事ばかりをやってきた現役時代ですが、この頃はボランティアなどというものを全くやってこなかったので、その分を今はリカバリーしているのだと考えています。
ご静聴ありがとうございました。
写真=太田浩 副事務長
文章=河野恵子 幹事
Posted by 豊田地区倫理法人会 at 06:09
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