豊田市中央倫理法人会第408回経営者モーニングセミナー

豊田市中央倫理法人会第408回経営者モーニングセミナー
日時　◆４日(水）午前6:00～午前7:00
会場　◆名鉄トヨタホテル　7F
講師　◆福島木工　相談役
　　　　長野県飯田市倫理法人会　相談役

　　　　福島　秀治氏 氏

テーマ◆「気力と体力から仕事が生まれる」

　昭和13年７月、天竜川近くで生まれた福島さん。田畑はまったくなく、小さな平屋建ての雨漏りのヒドイ家で兄弟9人、結婚してできた子ども４人が社会人になるまで生まれ育ちました。

　戦前戦後で食べ物はなく、学校へ弁当が持参できず、グランドの鉄棒の柱に兄弟が集まって弁当を食べ終えて飛び出してくる学友をまっている学校生活。

　「体験した者にしか分からない」と振り返ります。

　家具職人として丁稚小僧をわずか４年で終え、21歳で独立します。

　とはいっても、土地や工場にする部屋などあるはずはない。1坪の物置を空けて畳２枚の大きさの初めての工場。機械も変えずすべて手作りの家具職人としてスタートしました。

　足かけ14年間、毎日３、４時間睡眠のぶっ続け。

　「これだけは日本一だ」と自負したそうです。

　９年間で大型工場にまで育て、33歳で店舗開設、44歳で第二種大型店に業務拡張。倫理法人化に入会するまでに倫理らしいことを実践してきたことがよかったといいます。


　・「屈辱は宝」

　身体が弱く高校へ行かせてもらえず、やむなく職業補導所へ進む。毎日通う飯田線の満員電車の中で楽しくはしゃいでいる高校生に取り囲まれ、方や高校の制服、方や中学校の時のままの制服。小さくなって汗を流していた屈辱の中で「この学生たちに負けてたまるか。日本一の職人になってやる」と誓ったそうです。

　そして、土地、財産、すべてがなかったことが「宝」。

　運やチャンスは自分で作りだすものであり向こうから降って湧いては来ない。口約束や宣言することも「宝」。

　・「夫婦愛和・親孝行」

　雨漏りの家、機械のない工場に嫁いできた女房は一番弟子。仕事優先の中で家事や子育て、両親の世話、介護、真夜中の経理事務。口では感謝を言い表せない苦労をかけた。
　　
　さて、豊田市中央倫理法人会第409回経営者モーニングセミナーは、
日時　◆９月18日（水）　午前６:00～午前７:00
会場　◆名鉄トヨタホテル
講師　◆おとうふ工房いしかわ 社長
　　　　　　　　
　　　　石川 伸 氏
テーマ◆「たかが豆腐、されど豆腐」
内　容◆「本当に自分の子供に食べさせたい豆腐はこれなのか」の自問自答から始まった豆腐作り。高浜１の豆腐屋から始まった本物の豆腐作りが食の安全、地域の食育、日本の農業の再生まで広がっていく物語を語ります」