2014年06月19日
第264回豊田市南倫理法人会経営者モーニングセミナー
講話:(株)キョウエイファイン代表取締役社長 豊田市南倫理法人会 坂元貞仁 副専任幹事
テーマ:「後継者の責任」
おはようございます。
サッカーで日本代表が負けた時のエピソードがあります。
観客が帰り際に、椅子を拭いて場を清掃して帰ったことで、世界中から注目を集めました。
日本人の精神性の高さは世界に誇ることが出来る財産だと思います。
入会式
安藤昭弘 税理士事務所
安藤昭弘 様
先月、独立開業したばかりですので、まだ右も左もわかりません。
諸先輩方に、ご指導ご鞭撻頂ければと思います。
よろしくお願いします。
講和
坂元貞仁副専任幹事
キョウエイファインは父が創業した会社で、私が二代目です。
もともと、この会社を継ぐ気持ちはありませんでしたので、別の会社に就職しました。
その会社で一生、働くつもりでした。
しかし父が病気で入院したことをきっかけに、3年間だけの期限付きでキョウエイファインに入社をし、そのまま代表取締役社長に就任することに。
二代目社長の悩みは、先代から引き継いだ社員や顧客との関係でした。
その人たちは、先代について来ていた人なので、二代目の私よりも先代社長の話を聞きますし、お客様も先代社長に話をしにいきます。
自分の会社なのに、居場所がない。
その居心地の悪さから、自分の行動が変わってしまい、出勤時間が遅くなったり会社から早く帰ってしまったり…空回りしはじめました。
そして、ついには社長という立場を利用して、強引なやり方をするという方法に。
自分のやり方を社員に無理強いした結果、辞めていく社員も数人、出てきました。
先代とは違うことをやらなければ、新しい何かを始めなければと考えて、自分のやり方に合わないなら仕方がないと、辞めていく社員を引きとめることもしませんでした。
売り上げを上げるために様々なことを考えていましたが、利益を考えていませんでしたから、いつの間にか赤字計上に…。
そしてある日、部長から、社員全員が辞めようとしていると聞かされて、本当に心臓が止まりそうな思いをしました。
その話を聞いた時には、心の何処かでは、自分が悪いのだとわかってはいました。
それが、このような形になって表れてきたのだと思います。
いろいろなセミナーや勉強会に出ていることで、いろんなことを知ったつもりになり逆に良くなかった、傲慢さに繋がっていました。
本当の経営とは何か…を真剣に考えました。
リーマンショックや震災を経験し、売り上げを上げるのは簡単だか、先代から引き継ぐのは難しいと知りました。
先代から引き継ぐべきものは、経営理念、先代の思いを引き継ぐべきだと気づきました。
「共存共栄」がキョウエイファインの理念、社名もこの理念から生まれたものです。
自分は、何のためにがんばるのか…?と改めて考えてみると、根底にあるのは認めて貰いたいという気持ちでした。
社員やお客様から認めて貰うには、そして自分で自分を認める為には、自分の行動を数値化すること。
趣味で学んだ心理学の中にあるマインドコントロールを活用して、3時間しか寝なくても大丈夫という自分を作り、今ではそれが当たりまえになりました。
社長である自分が、社員の誰よりも働くことを、自分にも社員にも見せていこうと思いました。
そしてがんばった自分を、自分で褒めることも、とても大切だと思います。
先代の思いを全て受け入れ、それを繋ぎ、さらに自分の思いを足して行く。
顧客第一よりも、社員第一で考えてみれば良いのではと考え、先代に相談したところ、意見が一致しました。
経営者が現場に出てはいけないとよく言われるのですが、現場にでなくなると、状況が把握なくなり、頭デッカチになってしまいそうだと思います。
リーマンショック・東北大震災・裁判…すべてが自分の良き経験でした。
〜今後の目標〜
年商20億円企業
楽しく働き「ありがとう」の喜びを社員と共に体感する
共に歩んでいく家族を大切にする
「共存共栄」共に歩んでいける関係作り
倫理では「与えるのが先」と考えます。
他人がやってくれないことの不満はさておき、こちらから与えられるものは何か…
2ヶ月ほど前から、社員の誕生日にはプレゼントをするようになり、社内の雰囲気がとても良くなってきたと感じます。
先代の思いを引き継ぐことと、社員を楽しく働かせること、この2点のみを特に意識して行動しています。
社員の家族が病気なら、仕事よりそちらを優先するべきとして、社員に安心感を与えられる会社にしていこうと取り組んでいます。
「謙虚であること」が自分の永遠のテーマであると考えていますので、これからもそれを忘れることなく自分自身を磨いていきます。
本日の出席者は41社52名でした。
たくさんの方のご出席、本当にありがとうございました。
テーマ:「後継者の責任」
おはようございます。
サッカーで日本代表が負けた時のエピソードがあります。
観客が帰り際に、椅子を拭いて場を清掃して帰ったことで、世界中から注目を集めました。
日本人の精神性の高さは世界に誇ることが出来る財産だと思います。
入会式
安藤昭弘 税理士事務所
安藤昭弘 様
先月、独立開業したばかりですので、まだ右も左もわかりません。
諸先輩方に、ご指導ご鞭撻頂ければと思います。
よろしくお願いします。
講和
坂元貞仁副専任幹事
キョウエイファインは父が創業した会社で、私が二代目です。
もともと、この会社を継ぐ気持ちはありませんでしたので、別の会社に就職しました。
その会社で一生、働くつもりでした。
しかし父が病気で入院したことをきっかけに、3年間だけの期限付きでキョウエイファインに入社をし、そのまま代表取締役社長に就任することに。
二代目社長の悩みは、先代から引き継いだ社員や顧客との関係でした。
その人たちは、先代について来ていた人なので、二代目の私よりも先代社長の話を聞きますし、お客様も先代社長に話をしにいきます。
自分の会社なのに、居場所がない。
その居心地の悪さから、自分の行動が変わってしまい、出勤時間が遅くなったり会社から早く帰ってしまったり…空回りしはじめました。
そして、ついには社長という立場を利用して、強引なやり方をするという方法に。
自分のやり方を社員に無理強いした結果、辞めていく社員も数人、出てきました。
先代とは違うことをやらなければ、新しい何かを始めなければと考えて、自分のやり方に合わないなら仕方がないと、辞めていく社員を引きとめることもしませんでした。
売り上げを上げるために様々なことを考えていましたが、利益を考えていませんでしたから、いつの間にか赤字計上に…。
そしてある日、部長から、社員全員が辞めようとしていると聞かされて、本当に心臓が止まりそうな思いをしました。
その話を聞いた時には、心の何処かでは、自分が悪いのだとわかってはいました。
それが、このような形になって表れてきたのだと思います。
いろいろなセミナーや勉強会に出ていることで、いろんなことを知ったつもりになり逆に良くなかった、傲慢さに繋がっていました。
本当の経営とは何か…を真剣に考えました。
リーマンショックや震災を経験し、売り上げを上げるのは簡単だか、先代から引き継ぐのは難しいと知りました。
先代から引き継ぐべきものは、経営理念、先代の思いを引き継ぐべきだと気づきました。
「共存共栄」がキョウエイファインの理念、社名もこの理念から生まれたものです。
自分は、何のためにがんばるのか…?と改めて考えてみると、根底にあるのは認めて貰いたいという気持ちでした。
社員やお客様から認めて貰うには、そして自分で自分を認める為には、自分の行動を数値化すること。
趣味で学んだ心理学の中にあるマインドコントロールを活用して、3時間しか寝なくても大丈夫という自分を作り、今ではそれが当たりまえになりました。
社長である自分が、社員の誰よりも働くことを、自分にも社員にも見せていこうと思いました。
そしてがんばった自分を、自分で褒めることも、とても大切だと思います。
先代の思いを全て受け入れ、それを繋ぎ、さらに自分の思いを足して行く。
顧客第一よりも、社員第一で考えてみれば良いのではと考え、先代に相談したところ、意見が一致しました。
経営者が現場に出てはいけないとよく言われるのですが、現場にでなくなると、状況が把握なくなり、頭デッカチになってしまいそうだと思います。
リーマンショック・東北大震災・裁判…すべてが自分の良き経験でした。
〜今後の目標〜
年商20億円企業
楽しく働き「ありがとう」の喜びを社員と共に体感する
共に歩んでいく家族を大切にする
「共存共栄」共に歩んでいける関係作り
倫理では「与えるのが先」と考えます。
他人がやってくれないことの不満はさておき、こちらから与えられるものは何か…
2ヶ月ほど前から、社員の誕生日にはプレゼントをするようになり、社内の雰囲気がとても良くなってきたと感じます。
先代の思いを引き継ぐことと、社員を楽しく働かせること、この2点のみを特に意識して行動しています。
社員の家族が病気なら、仕事よりそちらを優先するべきとして、社員に安心感を与えられる会社にしていこうと取り組んでいます。
「謙虚であること」が自分の永遠のテーマであると考えていますので、これからもそれを忘れることなく自分自身を磨いていきます。
本日の出席者は41社52名でした。
たくさんの方のご出席、本当にありがとうございました。
Posted by 豊田地区倫理法人会 at 09:17
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