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2009年07月28日

第18回 豊田市北準倫理法人会 経営者モーニングセミナー

第18回 豊田市北準倫理法人会 経営者モーニングセミナー
本日の進行が記入されたホワイトボード




第18回 豊田市北準倫理法人会 経営者モーニングセミナー
会長挨拶:杉浦鈴代会長

前回で17カ条を読み終え18回目となる今回は、
改めて序の部分を読む機会とした。
この序の部分を読むことは少ない。だからこそ読み返す必要がある。
昨日の倫理経営原点では苦難をどう乗り越えるかの勉強であったが
「ありがとうございます」「感謝します」がそれに必要であることを学んだ。
早起きを実践することでわががまを取り除き感謝することで
苦難を受け入れ乗り越えることができる。




第18回 豊田市北準倫理法人会 経営者モーニングセミナー
本日の講話

テーマ:
船乗りの極意を経営に生かす

講師:
岡崎市倫理法人会幹事
東和精機株式会社 代表取締役社長
久間 博敬さま



第18回 豊田市北準倫理法人会 経営者モーニングセミナー
海上自衛隊と会社経営とは
所違えど原理原則は同じと語る氏は
船乗りの格言と会社経営&純粋倫理は共通であることを
パソコンから写る画面を通して
我々にわかりやすく教えて下さいました。

第18回 豊田市北準倫理法人会 経営者モーニングセミナー
その前に
氏の経歴からご紹介します。

1991年:
防衛大学校理工学部航空工学科卒業(第35期)
1992年:
海上自衛隊幹部候補生学校卒業(第42期)、3等海尉に任官、練習艦隊配属
同年6月:
遠洋練習航海(環太平洋コース)
1993年:
第2護衛隊群所属護衛艦やまぎり水雷士
1994年:
幹部潜水艦課程学生、任2等海尉
同年7月:
潜水艦もちしお配属、機関士、船務士
1996年:
潜水艦あらしお配属船務士
1997年:
同艦の水雷長、米国派遣の内示を得るも、3月に除隊し、現在に至る。


〇船乗りの格言と会社経営&純粋倫理(1)
スマートで目先が利いて几帳面、これぞ船乗り!
①スマート(Smart、ロングマン英英辞典より)
・知的な賢さ=船乗りに限らず要求される。
・颯爽とした着こなし=制服を着た外交官Naval family
倫理との共通点=第11条、万物生々(ものはこれを生かす人に集まる)


〇船乗りの格言と会社経営&純粋倫理(2)
目先が効く
・船は急に止まらない、回らない、常に速めの回避行動
・自然現象(気象、海象)の予知が必要
・自艦の計画に対しPDCAサイクルを常に回す。
※PDCAサイクル(ピーディーシーエーさいくる, PDCA cycle, plan-do-check-act cycle)は、工業(製造業や建設業)などの事業活動において、生産管理や品質管理などの管理業務を計画どおりスムーズに進めるための管理サイクル・マネジメントサイクルの一つ。
倫理との共通点=第12条、捨我得全(得るは捨つるにあり)
(十分に研究調査し、準備を完全にして、時が来たと思えば一気かせいにやってやりぬく。)
倫理との共通点=第15条、信成万事(信ずれば成り、憂えれば崩れる)
(練習をするということ~、動かぬ信念がそのことを成就させる)


〇船乗りの格言と会社経営&純粋倫理(3)
几帳面
・威厳に満ちた艦容のための完璧な整備、清掃
・ささいなことにも後の大きな事故を防ぐために気をつける。
「露天甲板に水溜りなし」、「ハンドレールに緩みなし」
・他船の動向、わずかな気象、海象の変化、各種センサーの変化にも常に気を回す。
・桜の花を爪楊枝で拾う。
倫理との共通点=第13条、反始慎終(本を忘れず、末を乱さず)


まとめ
・船乗りの格言でさえ、会社経営に通ずる。
=一芸に徹することが、普遍の原理にもなる。

・純粋倫理はとてつもなく偉大で、
 どんな職業にも適用できる。

=船乗りとしてあるべき姿を含有してしまう。
=ことを成した人は一様に、この存在を知らなくとも純粋倫理を実践した人に他ならない。
=不変の法則と心得え、その体得と実践に心がけます。











本日の役割分担
第18回 豊田市北準倫理法人会 経営者モーニングセミナー
司会進行:佐藤友和幹事


第18回 豊田市北準倫理法人会 経営者モーニングセミナー
朝の挨拶・栞の輪読:前田佳宏幹事


第18回 豊田市北準倫理法人会 経営者モーニングセミナー
誓いの言葉:小野政和事務長


第18回 豊田市北準倫理法人会 経営者モーニングセミナー
連絡事項:西村武蔵専任幹事




写真&ブログマイスター:内藤進副専任幹事





ナイトウススムの海上自衛隊に触れてみようのコーナー

本日の講師の久間(くま)さんと言えば
海上自衛隊で汗を流した経験のある凄腕でございます。
ここではせっかくですので、
氏が携わってきた船舶の数々を紹介しましょう。

第18回 豊田市北準倫理法人会 経営者モーニングセミナー
こちらの船は、氏が1993年に水雷士として配属された
練習艦の「やまぎり」です。
マニアな説明は以下のとおりです。

「やまぎり」は、中期業務見積りに基づく昭和59年度計画3,500トン型護衛艦2223号艦として、三井造船玉野事業所で建造され、1986年2月5日起工、1987年10月8日進水、1989年1月25日に護衛艦として就役の後に第2護衛隊群第42護衛隊に配属された。
1990年3月6日に第2護衛隊群第47護衛隊に配属、1997年3月24日に第2護衛隊群第6護衛隊に配属、1999年3月18日に第2護衛隊群第2護衛隊に配属された。
2004年3月18日に練習艦に種別変更され、
艦籍番号がTV-3515に変更、練習艦隊第1練習隊に転籍する。
なお、やまぎりは平成になって初めて就航した海上自衛隊の自衛艦(護衛艦)であった。
現在は練習艦隊第1練習隊に所属し、定係港は呉である。




第18回 豊田市北準倫理法人会 経営者モーニングセミナー
こちらは1994年7月に機関士、船務士として配属された
潜水艦「もちしお」ですね。説明は以下のとおりです。

在来動力艦であるにもかかわらず水中雑音が大であり、水中行動能力に疑問を残したうずしお型の反省を踏まえ、当初から静粛性を重視して設計された最初の艦級である。その点で、ある意味では過渡期的な性格のある艦級であり、個艦ごとに若干の装備の違いが見られる。
船体構造はうずしお型と同じく複殻式で、耐圧殻構造材には、従来のNS63およびNS46に加えて、一部にNS80調質高張力鋼を使用し、潜入深度が増大した。特に3番艦以降ではNS80鋼の使用範囲が広がり、潜入深度が増大したとされる。艦内区画はうずしお型とほぼ同じ5区画だが、船体後部が延長されたことで、見かけ上のセイル位置がやや前進し、艦内容積にやや余裕が生まれたことから、付随的に居住性が改善した。
初めて5翼ハイスキュード・スクリューを採用し、回転数が減少したほか、プレーリー・マスカー遮音装置を装備(一番艦は就役時には装備せず)。新型の電池を装備したことにより、航続力は若干改善した。
海上自衛隊の潜水艦としては初めての完全デジタル式の統合ソナー・システムZQQ-4とセイル前縁にSQS-36Jアクティヴ・アレイ、射撃指揮装置にZYQ-1を装備し、80式及び72式1型魚雷を運用する。5番艦以降の6隻はハープーンの運用能力を持ち、水上排水量が2,250tに増大した(2番艦は1986年に、4番艦は1988年に、それぞれ付与された)。また、7番艦以降4隻は戦闘システムの統合化が進んだほか、SINSを装備した状態で就役した初の海自潜水艦となった。さらに、1987年には、4番艦はリーラブル式に改正した(船体に立てたスタンションに巻き付けて格納)曳航ソナー・アレイ(BQR-15)を搭載し、水上排水量が2300tに増大した。この改正は他の艦にも逐次実施された。
おやしお型潜水艦の配備開始を念頭に、1996年より除籍と練習潜水艦への種別変更がおこなわれ、所要の改造を施した後、訓練任務、対潜水艦戦演習の標的任務等に従事。2000年3月には練習潜水隊が新たに編成され、ATSS-8008「せとしお」(旧SS-575)はTSS-3602に再度種別変更された。
2008年(平成20年)3月7日付で除籍した、練習潜水艦「ゆきしお」(旧:SS-581・TSS-3605)をもって、ゆうしお型潜水艦全艦が退役完了した。
第18回 豊田市北準倫理法人会 経営者モーニングセミナー
1986年(昭和61年)に就役し、2004年(平成16年)3月に用途廃止となった7番艦「あきしお」は、2007年(平成19年)から海上自衛隊呉史料館に建築基準法上の建物として展示されている。




第18回 豊田市北準倫理法人会 経営者モーニングセミナー
そして、1996年に船務士として最後の配属先となった
あらしおのマニアな説明です。

「ゆうしお」型の改良型として建造された。海上自衛隊の三代目に当たる涙滴型潜水艦である。
潜舵は、セイルに取り付けられており、セイルプレーンとよばれている。
水中行動能力の強化、潜航深度の増大、索敵・攻撃能力の強化、雑音低減対策、居住性の向上などが計られている。
USMハープーンも発射可能な、魚雷/USM兼用発射管が装備されている。
新造時からTASSを装備するほか、艦首ソナー・逆探用ソナー・TASSが一体になったZQQ-5Bを採用している。
VLF(超長波)受信装置の導入により、潜航のままでも、通信が可能となった。
涙滴型、一軸推進方式で、複殻式。
高張力鋼NS110が採用されており、潜航深度は、約500メートルと推測されている。
水中曳航式ソナーシステムTASSを装備している。
艦内の配置は、涙滴型の標準形式で、艦首内殻外にバウソナー、内殻に入って、発射管と科員室、中央区画、機械室、電動機室、艦尾の推進器、となっている。
中央区画は、3層になっていて、上段は、発令所、通信室、士官室、中段は、発射管室、科員室、下段は電池室、となっている

潜水艦は、停泊時には、ハッチを開放し、舷梯をつけて舷門とするが、この際、ハッチには厳重にカバーが取り付けられている。これは、ハッチの構造や厚さを研究する事により、安全深度が推定されるのを防ぐ為の措置である。海上自衛隊の艦艇には、艦番号と艦名が明記されており、潜水艦も以前は表記されていたが、行動の秘匿性を計る為、現在では、建造中は表記されているが、就役時を以って消去されている。
2,450t(基準) 2,700t(水中) 16kt(水上) 20kt(水中) 350(運用) 500(最大) 77 x 10.0 x 7.7 6/533mm 魚雷発射管 (SSM) ディーゼル2基1軸 約75




みなさ~ん、わかりましたか~?
勉強になりますね~

では、また。(^0^)/~~ バイバイ


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この記事へのコメント
かなりの時間と労力、知恵を使った力作ですねぇ・・・分かりやすく、参加せずして参加した気分になれました。
Posted by どんぐり at 2009年07月28日 16:15
いや~凄い文字数ですね~

ナイトウススムの海上自衛隊に触れてみようのコーナー

        ⇑
完全にこのコーナーに比重が振ってありますね~

というか調べすぎです(笑)
Posted by 内藤 文由己 at 2009年07月28日 17:41
とてもすごいブログですね
久間講師の講話をきかせていただき自衛隊の方々が
日本を守るために頑張っていただいていることに感謝の
気持ちでいっぱいになりました。男らしくすごいですよね
そしてすべてのことが倫理につながっていることも再確認できました。
久間講師ありがとうございました。
内藤副専任幹事ごくろうさまでした。
Posted by 杉浦 鈴代 at 2009年07月29日 09:37
内藤副専任幹事

いつもブログアップありがとうございます。

また、おまけコーナーも毎回楽しませてもらっています。
ブログを前に、笑ってしまうのは私だけでしょうか?
きっときっと根強いファンが大勢いると思いますよ。

しかし、今回は燃えましたね~
久間社長のブログも気合が入っているなあと感じましたが
最後のおまけコーナーが、今回に限り「海上自衛隊」専門
コーナーになってるではありませんか。

最初、ケータイで拝見していましたので、専門的情報量に
圧倒され、その場で倒れました。
倒れたため、その場でコメントすることが困難となりました。

気を取り直し、パソコンで確認してから改めて写真の鮮やかさ
を知り、熱の入りように気絶しそうになりましたが、なんとか
コメントを入れられる状態と今なりました。

毎回、楽しく内容の濃い素晴らしいブログに感謝しています。
内藤さんの「人間性に触れられる表現力」は天下一品ですね。
Posted by 小林憲司 at 2009年07月29日 12:19
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