山中敦子会長が半田で講演されました【第3話】最終回

豊田地区倫理法人会

2008年10月26日 22:13

先日、投稿しました山中敦子会長(スーパーやまのぶ 取締役専務)の
半田倫理法人会での講演、第2話。

今日は、その続き、第3話:最終回を投稿させていただきます。


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「150社で設立」と愛知県倫理法人会の日比野会長に言ってしまっていました。
平成17年に、72社で準倫理法人会を開設、
平成18年に150社で正式に倫理法人会として設立すると宣言したのです。
増えてはいきましたが、12月、1月でぱたっと入会社数が止まってしまいました。
年末でどこの会社もいそがしく、年明けね、と言われる。
目標期限の8月がどんどん迫ってきました。7月で、121社でした。
みんながやってくれればと、何度も思いました。
そして、そこまでしなくても、という声もあって、気持ちが揺らいだこともありました。
でも、150という数字は、自分が言ったこと。
達成できなかったら、「女がやれっこないんだよ」とあちこちで言われそうで、
「女がやれっこない」という文字が一生背中にプリントされる気がしました。
そう思うとやらずにはいられませんでした。

残り1ヶ月で30社入れないと150社にならない状況でしたが、
やらずにはいられない、やってみなきゃわからない、
これまで「やれなかったらどうしよう」と心のどこかで思っていた、
それがいけないんだと吹っ切れました。
「やれなかったらどうしよう」と思い悩むエネルギーを
普及に使ったらどれだけいいだろうと思うようになり、
1社1社トライしていきました。
それまでは、“やまのぶの奥さん”という体裁がありました。
もう、恥も外聞もない状態。
そして、残り1ヶ月で30社普及に成功しました。

150社の壁がなければ、また、会長でなかったら、
得られない体験をさせていただきました。
みんなが「会長」「会長」と呼んでくれる、その一声一声に励まされ
歩んできました。

倫理法人会は、100社ないと運営していけません。
100社あればいいということではないんですね。
だから、150社あれば、50社退会しても、100社残るという考え方で、
目標を150社にしました。
また、150社達成したあとも、退会対策を考えました。
その中のひとつに、倫理経営塾があります。

倫理経営塾は、主に社長の子どもでこれから会社を継いでいく人を
対象にしました。
つまり、子どもを人質にとろうというわけです。
親子の関係で事業継承する場合、親父を省いて
会社だけ受けようとするケースが多いのですが、
それではダメで、親を受けて初めて会社を受けられるのです。
そういう倫理を子どもさんたちに教えようという塾です。
子どもが倫理経営塾という倫理に行っていると、
会社としても退会はしない。

倫理経営塾で学んでいる人のひとりに小林副会長がいます。
小林さんは、当初、私からお願いして、名前だけ貸してということで
入会してもらいました。
でも、今では、豊田市倫理法人会を引っ張っていくリーダーシップを
発揮してくれています。
3月に、豊田市倫理法人会を3つに分けることになりましたが、
それに関して、いずれは5つに分けて豊田に倫理を根付かせようと
言っています。
自分からどんどん改革をして、豊田市倫理法人会にとって
とても心強い存在になりました。

会長職に就かなかったら、出会えなかった縁がたくさんあります。
経験できなかったことがたくさんあります。
会長をさせていただいて、ほんとうによかったと思います。





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投稿者:ルーコ 井上

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