米づくり野中夫妻講演/モーニングセミナー

豊田地区倫理法人会

2008年04月09日 11:11

今日のモーニングセミナーは、
やまのぶさんの自然栽培の米作りを手がける
農業法人(株)エタックの野中慎吾さんと浩美さんご夫妻の講演でした。
“野中夫妻の米づくりブログ”はこちら

やまのぶ山中専務の会長あいさつでは、
野中浩美さんとの会話で、
「毎日大変ね」というようなことを声掛けしたところ、
「好きなことをやらせてもらってるから
毎日遊んでるようなものですよ」と笑顔で言葉が返ってきたという
お話でした。
仕事を、「遊んでいるようなもの」というくらい楽しくできることが
すばらしいですね。
山中会長も、仕事を「遊んでいるような」感じで捉えていなかったので、
気づきがあったというお話でした。




浩美さんは、マザーテレサの本を読んで、「インドへ行かなくちゃ!」で
インドへ行き、食べ物が枯渇する現状を見て、
食材づくりを使命と感じ農業の道へ。



慎吾さんは、NPOの人の活動を見る機会があって、
「こんな生き方ができたらカッコいいな!」と思い農業の道へ。
その後ふたりともオイスカ開発教育専門学校で農業を学び、
フィリピンで5ヶ月の研修を受け、
同じ道を歩む二人は、意気投合して今に至ります。

浩美さんは、フィリピンで、最初のうちは、
日本にあってフィリピンにないもの・・・
ライフラインである水道・電気・ガスがない生活に
大変な不便さを感じたそうですが、
2ヶ月くらいたった頃から、
逆にフィリピンにあって日本にないものに気づくようになったそうです。
それは、家族の絆や近所の人との交流で、人間本来の温かみです。
農業で人の役に立ちたいと、日本に目を向けて、
農業を教えてくれる講習会に参加したり・・・
でも、教えてもらおうと行った先で「ここは家庭菜園を教えるところじゃない」
といわれたり、苦難もあったそうですが、
見事に自分で道を切り開いていきました。

慎吾さんは、フィリピンで原住そのものの家に宿泊。
雨にぬれながら寝たりもしました。
朝起きて、食べ物がなく、うつむいていたら、
現地の人が、「朝ごはん食べるか?」と誘ってくれたそうです。

ふたりとも、国際協力をしようという士気で行きましたが、
「国際協力されて返ってきました」と笑っておっしゃいました。

「農業がしたい」という夢と希望を持って、
まっしぐらに進む勇気がすごい!と思いました。

慎吾さんが、オイスカを卒業していく間際に、
どこで農業をしようかと考えていたところ、
偶然、やまのぶの農業の話でオイスカを訪れていた
山中社長と専務(豊田市倫理法人会会長)と出会い、
やまのぶの米作りを一緒にやってみないかと社長に言われ、
秋田の農家へ自然栽培の勉強をしに行くことに。
付き合っていた彼女(浩美さん)も一緒にと話したところ、
農家の方から、「結婚していない男女が一緒に来てもらっては困る」
というお返事だったので、急いで結婚。
農家の方のお返事からたった11日で、
プロポーズ?→彼女のご両親に挨拶→入籍完了。
このお話には、会場のみなさんから笑いが起こりました。
笑ってしまいましたが、でも、そのスピードにも、
農業への熱意と情熱を感じずにはいられません。

慎吾さんが、秋田での米作りの体験を通して知ったこと、
感じたことを、いろいろお話し下さいました。



自然栽培は、有機栽培とはまたちがって、
農薬ばかりか有機質肥料も使わない(有機栽培は、有機質肥料は使う)
完全自然状態で栽培する方法。
自然の力が宿るお米は、あらゆる病気の治癒にも
なるそうで、実際、慎吾さんがガンの方に「これ食べて!」と
送った自然栽培米で、血圧の調整薬を飲まずに暮らせるようになり、
さらには、術後の回復がめざましく、大手術の10日後にはもう
退院して散歩するくらいになったそうなのです。

そんな、自然の力が宿るお米も、苗の段階では非常に弱く、
植えてしばらくすると、しゅるしゅると萎えて黄色くなってしまったそうです。
そうなった後も、来る日も来る日も除草、除草、除草で守って、
しばらくすると、しっかり根を張り、一気に生命力を発揮して
のびのびと成長していったそうです。
この様子を見て、慎吾さんは、「たかだか27年しか生きてきてませんが」
と前置きした上で、「人間も同じだな。しっかり根を張り、いつか一気に力を
発揮する・・・と思った」ということでした。

昨今は、農業離れ、農家の高齢化が進んで、
オイスカに来ている海外からの研修生にも「日本は、お年寄りが
農業をやるんだね」と言われたそうです。
また、後継者がいなくて、せっかく豊饒になった畑を手放し、
宅地になっていく話も、あちこちで聞かれるそうです。
そういう現状を鑑みて、
野中夫妻は、若者が農業に参入できるように、自分たちが
一石を投じたい、と語っていらっしゃいました。
そこに、すばらしい熱意と情熱を感じました。


野中夫妻の育てた自然栽培米を食べる日を楽しみにしております!
現在妊娠7ヶ月の浩美さん。
自然栽培の食物を食べて、元気100倍!な 赤ちゃんに会えるのも楽しみですね!


投稿者:ルーコ 井上美穂

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